"Product information 08~09 A/W Vol.8"




本日ご紹介するアウターは、日本でもその認知度が年々高まってきているイタリア・アパレルブランド"ASPESI(アスペジ)"です。1967年に創立したこのブランドの創立者はアルベルト・アスペジ(ALBERTO ASPESI)。特に今回紹介するアスペジ"M-65"タイプは、アスペジのみならず様々なブランドが展開しているミリタリー・デザインです。手の込んだディテールにもかかわらず、着てみるとシルエットがスッキリしているところが魅力です。このデザインはカジュアルなスタイルにはもちろん、スーツにも以外と合わせやすく"スーツ+M-65"といった着こなしの人気も少しずつ高まり、チェスターコートやトレンチコートだけでなくこういったカジュアルアウターをスーツスタイルやジャケット×パンツで合わせる方が増えてきました。
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今回のモデルを麻布テーラー銀座3rdの木村さんにお願いしました。商品引取りのために来店していたのですが...ご協力誠にありがとうございました。チャコールグレイのパンツに千鳥格子のジャケット、アクセントカラーにR&BLUESの「赤」のカーディガンというコーディネート。
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ジャケットを脱いでアスペジを羽織って頂くと...チャコール・グレーのウールパンツにタイドアップと言ったスタイルの上に着てもすごく似合っています!このようなコーディネートは細身のアイテムでまとめるのがポイントですね。
ASPESI M-65 (SHORT) 
Price :¥97,650(税込) 
Size : S / M 
Color : Navy / Grey
R&BLUES Original Cardigan
Price : ¥11,550

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この"胸ポケット2つ×腰ポケット2つ"のデザイン、M-65の代名詞ですね。全てがスナップボタン止めになっています。そして、このスナップボタン全てが生地の裏地に縫い込まれており、金属部が服の表に 露出しないようになっています。これは戦争時、金属部が他の装備品に触れ音が立たないように取られた縫製策と言われたりもしています。

そしてもう1つのアスペジM-65は、上のタイプよりも丈が少し長いタイプです。なのでジャケットの上から羽織ってもジャケット裾がアウター裾から出ません。
(若干出たりするのも、それはそれで格好いいんですけどね。)
普段このタイプのネイビーを愛用している店長・黒川に今日はカーキ色を着てもらいました。
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ASPESI (Long)
Price :¥127,050
Size :S / M
Color :Navy/Khaki

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フロントのフラップ付4Pocket。胸ポケットが「ハ」の字の形で付けられています。また、ウエスト部分には"ドローストリング"と呼ばれる引き紐が付いてます。当時はこれをギュッと引っ張り生地を体に密着させてより機動性を高めたり、 寒さを防いだりしたそうです。
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実際のM-65でも採用されていたエポーレットと背面ジッパーの中にあるフード。この辺りのディテールのこだわりは流石です。
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ライニングの取り外しが可能です。春・秋にはラインニング無しで着用できます。

ASPESIのM-65 Typeいかがでしたでしょうか。
Long丈のものを愛用している黒川店長も『ミリタリーのアウターは野暮ったくなりがちですが、このアスペジは少し大人な雰囲気のスッキリした形なのですごく気に入っています。素材はポリエステルとナイロンですが、表地はコットンのようにしっとりとした高密度な素材なので質感や耐久性も◎。むしろコットンより使い勝手が良いです。ライナーの"Thermore"もダウン並みの暖かさ!』と大絶賛。
御来店の際は是非Checkしてみて下さい。

今日の余談ですが...."M-65"について少し書いて見たいと思います。
このM-65は1965年に正式採用されたので"M-65 Field Jacket"と呼ばれています。第二次世界大戦(1939~1945)から朝鮮戦争(1950~53)において着用されたきたM-41やM-43、M-50、M-51フィールドジャケットの後継として誕生したのがM-65です。約40年以上にわたってアメリカ軍の現用モデルであり続けました(1990年頃、軍納入完了)。
M-51とM-65は似ている点も多いのですが変わった部分としては、何と言ってもやはりその素材の変化にあったと思います。M-51が綿100%という素材に対して、M-65では「ナイロン」という当時では新素材のものを混紡した「綿×ナイロン(コットン・ナイロン)」という構成を取っています。ナイロンの特徴である速乾性と耐久性、 綿の特徴である保温性と吸湿性。こういった機能性が、ベトナム戦争中(1959~75)に米軍等が悩まされた東南アジアならではの天候「スコール」、特に南ベトナム高地で降ったスコール後の寒さから兵士の身を守ったと言われています。その他の主な変更点は衿がシャツ衿から"立ち襟(スタンド・カラー)"になり、また裏地が取付けられ二重の構造となったため若干保温性が向上しました。 このように様々な天候で要求される兵士の"シーン別・ニーズ"に上手く対応し続けてきた事が、永く愛用された理由の1つだと思います。


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by randbluesginza | 2008-12-14 15:50 | Product Info